ビルダーズボイス60号 つちおと第100号


 公共工事の品質確保の促進に関する法律案、いわゆる「品質確保法案」のセミナーが参議院議員脇雅史先生により、2月静岡県建設業協会の主催で開催された。
 この法律の主旨は、公共工事の品質は発注者及び受注者がそれぞれの役目を果たすことにより、現在及び将来の国民のために確保されなければならないことを基本理念に、経済性に配慮しつつ、価格及び品質が総合的に優れた内容の契約がなされることにより、確保されなければならないとしている。
 建設業界も需給のアンバランスが主な原因で価格破壊が続いているが、この業界は請負業であり何も無い所から始まり、施工して引き渡す。故に買っていただくのは契約時は「信用」であると言える。それが現在の公共工事においては価格のみで決める場合が多く、請負と競売が同一視されている。
 品質と価格がつり合い、業界も信用力ある業者が報われる。正しい競争社会に向かう入札契約制度の確立には、この品確法の成立が第一歩目と見た。(T・S)

前のページへ広報紙TOPこのページの頭次のページへ

袋井建設業協会TOP 広報誌表紙 袋井建設業協会TOP
広報誌表紙 広報誌表紙