学校紹介

　県立磐田北高校は、磐田市北部の見付地区の一角にあります。平成11年に男女共学を開始するまで、中遠地区の女子高校として多くのOGを輩出しています。さかのぼる事、明治42年、磐田郡立実践高等女学校として設立され、大正11年には県立見付高等女学校に、戦後の24年には、磐田実業高等学校と統合し「磐田北高等学校」としてのスタートを切りました。普通科、家庭科、商業科の3科が設置され、その後、商業科は磐田商業高校として独立、この間、県下でいち早く保育科や衛生看護科が設置されるなど、時代に応じた教育体制を取り入れて来ました。また、県立高校では珍しく付設幼稚園が併設されていました。
　平成11年4月、男子128名の入学を許可し、男女共学の高校として再スタートを切っています。現在は、普通科、福祉科の二科となり、普通科の中には、特進クラス、普通クラスを持ち、進路指導に力を入れています。福祉科では、介護実習を取り入れるなど、介護福祉士の資格取得を目指しています。
　校訓の「優しく　逞しく　誠実に」を実直に実践し、学校行事、部活動にも熱心に取り組み、サッカー、水泳、バスケットボールなどのスポーツをはじめ、長い歴史と実績を持つ吹奏楽、箏、合唱など文化部でも、県内有数の実績を誇っています。

◎箏部が全国大会2年連続出場「満足した演奏が出来ました」

　文化部の中でも、女子高校という長い歴史を反映し、和楽への取り組みが熱心です。特に「箏部」は、戦前からの伝統を持ち、県内の演奏大会でも最優秀賞を幾度も獲得し、全国大会へも出場、入賞した事もあります。今年も、福井県で行われた全国高校文化祭日本音楽部門へ出場、惜しくも入賞を逃したものの、2年連続出場を見事果たしました。全国大会での演奏の余韻が残る部員に、広報委員が感想を伺いました。
話を聞かせて頂いたのは、部長の木野裕子さん、副部長の中村優子さんはじめ、三年生部員の15名の方です。顧問の高井恵実先生、植田知恵先生も同席して頂きました。
　「何とか全国大会四位までに入賞し、東京国立劇場で開かれる東京公演に出たかったです。しかし、つらい練習を全員で乗り越え、満足行く演奏が出来たことは、各自、大きな自信になったと思います。これからは、1～2年の後輩にバトンタッチしますが、来年には是非、入賞して欲しいです」と木野部長さん。皆さん「これまで続けて来て、箏の楽しさがわかって来ました。これからも、ずーっと続けていきたいです。」と話をされていました。また顧問の高井先生も「文化部の中では箏部の練習は、厳しいといわれていますが、みんなで頑張ってきた事や、全国大会で演奏できた事は、生徒の今後の人生に、大きな自信になってくれる筈です」とエールを送っていました。
　日本伝統の調べを伝える箏の音。その伝統を伝える若き乙女たち。お話を聞いた3年生全員の顔には、やり遂げたという満足の笑顔がありました。これからも頑張ってください。

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静岡県立磐田北高等学校

　〒438-0086　磐田市見付2031-2　TEL0538-32-2181 FAX0538-37-8354
　E-mail:office@iwatakita-h.shizuoka-c.ed.jp　http://www.shizuoka-c.ed.jp/iwatakita-h/

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