サイポスレーダー | ||||||||||||||||||||
菊川はその源を掛川市粟ヶ岳に発し、菊川町で平野部に出て、牛渕川・下小笠川を合わせ大東町に入り、遠州灘に注いでいます。総延長は32.3km、流域面積は158平方kmです。 今回の捷水路が造られたのは、菊川の支川である下小笠川下流部です。
下小笠川では、これまでに幾度となく氾濫し、周辺家屋、田畑に大きな被害を繰り返してきました。源である小笠山から一気に菊川に注いでいる事や、昔からの天井川となっているため、少しの水でも氾濫してしまいます。さらに下流部では大きく、迂回をした形のため、氾濫しやすいのです。 これまでも、河川の氾濫があるたびに堤防補強や改良が行われてきましたが、有効な対策とはなりませんでした。天井川という川の構造、下流部で大きく迂回をしている形状から、抜本的な対策が必要、という事で「新しい川」を造ろう、となったわけです。
ごらんのように、下小笠川自体が3m以上も下がります。それは、今まで頭の上を流れていた川の水が、足元を流れるように変わるもので、治水の安全性は確実に高まります。 下流での1.6kmの部分で土を掘り、堤防を造り、川を建設しました。 それにより、これまで民家の頭の上を流れていた川の水が、足元を流れるようになり、治水の安全性は大きく高まります。 工事は平成11年度からスタート、土を掘り下げ「河道」を造り、堤防が造られました。今年度は、最終的な工事として、水の取り入れ部分と出口部分の堤防が建設されています。今年度末に通水し、新年度に水路から菊川に注ぎ出す部分の一部浚渫、堤防強化などを行い、事業が完了する予定です。
「土砂搬出での周辺対策に全力 親しまれる川になる事を期待」 事業を担当する国土交通省浜松河川国道工事事務所の河川担当副所長・菊井幹雄さん(写真右)に、事業を進める上での注意点や、新しい川のピーアール点、建設業界への要望など聞いてきましたので紹介します。 △事業を担当されて、苦労されている点は何ですか。
△完成しますと、治水面だけでなく、地域の方とのふれあいを大切にした川をめざしたという事ですが。
△地元建設業界に対する要望があれば伺います。
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3つのゾーンの特徴 | |||
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