時評-THE VOICE


	ビールの旨い飲み方　今年は例年になく猛暑が続いた。そのような時、一番旨い飲み物といったら冷たいビールではないかと思う。始めの一杯は語るに絶するうま～いものだ。注ぎ足して飲んでいるうちだんだん旨さが低下していく。この注ぎ足しというのがビールの旨さを半減してしまう。コップに残ったビールは温度が上がり、そこに冷たいビールを入れても冷たさが違う。だからビールの本当の旨い飲み方は、まず一杯目のグーッと飲んだ瓶ビールの瓶を自分のところに置いておく。そして手酌でやらなければだめだ。コップに並々注がないで三分の一位注ぎ飲みほしては入れ、飲みほしては入れを繰り返すのが、一番旨い飲み方だ。欲を言えば瓶に栓をしながらなら気も抜けないだろう。　ちなみに名の知れた店で出てくるビールのコップは細くて小ぶり、注いだら一気に飲める大きさだ。そして客の手元にビール瓶が置かれる。その道の通の人は手酌でグーッと、となっているようだ。　お酒のすすむ秋とは言え、飲みすぎには充分注意しよう。（Y.W）