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今春開幕する愛知万博。 |
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| 全容をあらわした「愛知万博」建設現場 |
| そこでは、3月25日の開幕オープン目指して急ピッチで進められている各企業のパビリオンや、各国からの外国館、主催国の日本政府館、愛知県館などの主要施設や、ＥＸＰＯドーム、自然との共生を図る森林体験ゾーンなどが、姿をあらわしていました。我々年配は、ちょうど35年前、大阪での万博、あの太陽の塔をみて、まさしく日本の高度成長を確信したものでした。
「人生一度は、万博だ」。今回は、今年のメインイベント間違いなしの愛・地球博の愛知万博の全容をご紹介します。また、知多半島常滑沖に全容をあらわし、世界の窓口ともなる「セントレア中部国際空港」も、訪問しましたのでご紹介致します。 |
世界の祭典 万博 3月25日から開幕 |
| ここ静岡では昨年、「浜名湖花博」が盛況裏に終わり、今度はお隣り、愛知県でのビックイベント。しかも、世界規模で開催されるイベントとしてはこの万博はビックスケール。世界人類の文明開化を一堂に集め、21世紀の技術、最新テクノロジーを展開する大イベント、と言われています。入場者数目標1,500万人といいますから、花博500万人より3倍も大きく、子供からお年寄りまで、日本人だけでなく、世界の人々が会場をおとずれる予定です。 少し、概要を紹介します。名称は「2005年日本国際博覧会」 略称「愛知万博」 愛称「愛・地球博」 テーマは「自然の叡智」、サブテーマは①宇宙、生命と情報②人生のわざと知恵③循環型社会です。会期は3月25日から9月25日までの半年間。開催場所は愛知県の東部丘稜の長久手町、豊田市、瀬戸市の一角です。細かい事は、博覧会協会のホームページhttp://www.expo2005.or.jp/jp/index.htmlを覗いて見てください。 |
| 空中回廊で各パビリオンを訪問 最新のITテクノロジーで演出 新しい文化・文明 |
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| 会場は長久手会場と瀬戸会場に別れていますが、両会場はほぼ隣接し、ゴンドラで結ばれています。主会場は長久手会場となりますが、そこにはメイン施設である「グローバル・コモン」と呼ばれる外国館や、各企業が出展する民間パビリオンや日本政府館、愛知県館、名古屋市館などの主催者日本ゾーン、ドームが配置されています。 各施設を渡り歩く為に、「グローバル・ループ」という空中回廊が設けられ、入場者はメインストリートを歩きながら各ゾーンを見ることができます。 あたらしい文化、文明を追求する―がテーマですから、21世紀を迎えた人類のこれまでの歩み、各国の文化紹介、ホール、ドーム、ステージでのときめきショー、ホスト国・日本からの最先端メッセージ、ＩＴ技術を駆使したデジタル情報技術が一堂に展示されます。 |
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| 会場へのアクセスは、名古屋駅からですと、長久手会場までのシャトルバスが運行されますので、それを利用した方が便利です。電車の場合はJR名古屋駅から万博八草駅まで毎日運行されている、乗り換えなしの直通列車が便利です。 詳しくは公式サイトのアクセス案内のページhttp://www.expo2005.or.jp/jp/A0/A3/A3.1/index.htmlをご覧ください。 |
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| また、入場料につきましては、購入時期、曜日、年齢、入場回数、入場時間、入場人数等に応じてお得な割引料金があり、値段が違いますので、公式サイトの料金のページhttp://www.expo2005.or.jp/jp/T0/T4/T4.1/T4.1.1/index.htmlをご覧いただけたらと思います。 |
| ワンダーサーカス電力館 子供の絵のパビリオン 夢と希望の玉手箱 |
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 さて、我々広報部会メンバーは、10月25日、中部電力小牧営業所長 鈴木健司さんのご協力で、長久手会場の民間パビリオン「ワンダーサーカス電力館」の建設現場を見学しました。来春、開幕という事で、会場見学はなかなか困難という事でしたが、中電さんの特別なご配慮で会場の中までバスを入れさせて頂くことができました。
電力館は、中部電力をはじめ、各地の電力会社で構成する電気事業連合会の出展パビリオンです。「地球と人と夢、この素晴らしい世界」をテーマに、館内に「科学技術」「自然との共生」「人の心」を基本とした8シーンを出現させ、電車型ライドでゆっくり周って行くという構成です。展示の総合プロデュースは
その中には、我が静岡県からも一名、静岡市立立川小学校5年生の若杉夏美さんの絵画も展示されていました。（注・→写真右側一番上。）明るい色彩で塔が延び、その中に街が描かれています。 電力館では、中部電力広報部 愛・地球博推進グループ長の村田隆治さん、広垣和彦さんに電力館の特徴、みどころ、施工に当たっての苦労話などを聞かせて頂きました。 施工に当たっては、特に内部に配置された軌道工事、多くの入場者を乗せる為の安全対策、万が一も許されないために細心の注意を図っているとの事でした。 また、外壁に張り付けた絵画は塗装落ちしないように特殊なテント地にインクジェットプリンターで打ち出している等、イベント施設ゆえの気苦労も多いとの事でした。また、環境万博と言われるだけに、リデュース、リユース、リサイクルという3Rの精神を現場でも活かしています。ダム流木チップとダム堆積砂の路盤材活用、コンクリート塊及び発生木材の100％リサイクル、地下埋設パイプによる地下冷熱の冷房活用などなど。 建物はほぼ完成時期を迎えており、年内には完成、開幕までに内部の展示、軌道工事が進められます。会期中は、多くの子供たちの歓声が聞こえるようです。 |
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| 全容あらわした中部国際空港セントレア | |||||
ここもセキュリティ対策か、なかなか空港島内部に入れないといいますが、住友大阪セメントさんのご好意でバスを空港島に乗り入れる事ができました。住友大阪セメントさんは企業体を組み、空港建設用の生コンクリートを供給する為に作られたプラントを運営しています。 |
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| 管制塔、ウィングも完成 名古屋駅と空港駅も直結 |
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既に空港島では造成、旅客ターミナルビル、センターピア、貨物ターミナル、北・南ウィング、滑走路が出来上がり、ほぼ工事は完成時期を迎えています。また、空港島と、常滑市側、名古屋駅まで直結する空港連絡鉄道も開通し、試験運転中である事など説明を受けました。現在は連絡橋や一部造成工事などの最終工事が進められているとの事です。 |
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| 住友大阪セメントJV 空港島の生コン全てを供給 72万立方メートルを出荷 最新コンピュータで管理 |
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さっそく、バスで空港連絡道路を渡り、島南に作られている企業体の生コンプラントに到着。企業体の横関副所長から生コンプラントの概要説明を受けました。
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| コストダウン徹底 トヨタ方式が発揮 | |||||
| 一方で、空港建設そのものがコストダウンを徹底している為、ユーザーであるゼネコンからの値ぎめでは、非常に厳しいものがあったと言います。建設に当たっては、トヨタ方式とも言われる徹底したコスト管理が随所で発揮され、その余波で一度決めた単価が着手前にさらにネゴ入りし、価格交渉と言う事もしょっちゅうだったとか。余分なものは省き、効率性を追求するトヨタシステムが発揮されていると、痛感しました。 その後、バスでターミナルビル、センターピア、管制塔、日本ではトップクラスと言われる3,500メートルの滑走路などの主要施設を見学、ほぼ完成している飛行場を目の前にして、「やはりスゴイ」の感想を持ったものでした。 |
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| 愛知に負けず、静岡も頑張ろう | |||||
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若杉夏美さんの絵（右上端） 
ほぼ完成した旅客ターミナル管制塔
住友大阪セメントJVの生コンプラント
プラント事務所で最新システムについて説明を受ける
最新のコンピューター管理システム
万博ワンダーサーカス電力館前にて