公共事業のあり方が、大きな曲がり角に来ています。財政難からの公共事業削減、コストダウンの要請などが大きな原因ですが、「無駄な公共事業」に対する市民からの強い風当たりに応えていく、行政側からの対応もあります。そういう中で、必要な公共事業は、行政側からの「押し付け」ではなく、地域住民が積極的に参加し、行政と共に建設する「協働」方式が全国的に広がっています。ここ、袋井協会管内においても、県、市を中心にいろんな試みが見られますが、今回は県道浜松袋井線新設工事の事例を、リポートします。 |
事業概要 (一)浜松袋井線は、浜松・浜北地区と磐田・袋井地区を結ぶ、静岡県西部地区の発展に不可欠な路線です。平成9年11月に天竜川にかかる「かささぎ大橋」が開通し、磐田市と浜松市とが結ばれました。 今回供用開始する区間は、(主)磐田天竜線から磐田原台地を結ぶ間の1,740mです。事業期間は平成7年度から平成15年度までの9年間で総事業費は約20億円です。 今後、現在事業実施中である磐田市笠梅工区と併せ、中遠・西遠地区の東西交通の幹線道路として、活力ある地域形成に重要な役割を担っていくことになります。 道路諸元 ・道路規格:3種3級 ・設計速度:40km/h ・全体延長:1,740m ・道路幅員:平地部:車道6.0m(全幅員16.0m) 台地部:車道6.0m(全幅員10.0m) |
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静岡県内有数の農産物産地である小笠山山麓から浅羽等を直接結ぶ新重要幹線道路です。 この道路は、平成15年に開催された「静岡国体(NEWわかふじ国体)」の会場となった小笠山運動公園へのアクセス道路として整備されました。 県道磐田掛川線(L=9,718m)とふるさと農道(L=2,710m)をあわせ全長 L=12,428m、幅員12.5m(完成時25m)の新しい道路です。 東名掛川インターから小笠山の西山麓を太平洋岸に面した浅羽町までを結んでいます。途中、国道1号にも接続され交通移動がたいへん便利になりました。 今まで、陸の孤島とまで言われ、南北に移動する為には、遠く迂回しなくてはなりませんでした。この道路が開通するまでは、浅羽町から掛川駅まで行くのに、30分近くかかっていたのが半分の15分程度でいけます。 小笠山山麓のお茶や、浅羽町のお米や野菜等の農業振興や活性化に、また、地域住民の交流の活性化に大変重要な役割を果たし始めています。 |
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