夢のマイホーム

　私のお父さんは、タイル職人です。今年5月に、新しい我が家が完成しました。私の家は、2×4と言う建て方で作られています。地震にはとても強い工法で、できているそうです。私は、大工さんが、1階や2階の部屋を作っている時どんな感じにでき上がるのだろうと楽しみにしていました。一日に、2回も3回も、新しい家を見にきました。お父さんは、かべや、玄関、階段、トイレのゆかを、家にあるタイルを使って、一生けん命働いていました。タイルは、家にあった、あまった物を使ったので、よごれていたタイルを家族で協力して洗い、工夫して使いました。また、1階の部屋は、ダイアトーマスという新しいかべの材料だとお父さんが言っていました。お父さんは、そのダイアトーマスに、色とわらを混ぜて、うちの家がテストとして、かべにぬるんだよと言っていました。私はどんな感じになるのかなぁ、と思っていましたが、でき上がりは、レストランみたいにぬってある様なふんいきでとてもいいなぁ、と思いました。
　 お父さんは一軒の家を作るには、いろんな職人さんが力を合わせて完成するんだよと言っていました。どんな家でも、たくさんの人達が協力して、できていくんだなぁ、と思いました。私は、何もなかった所から見ていたので、自分の部屋を見た時に、いろんな人が作ってくれたんだとすごくうれしかったです。今まで一人だけの部屋がなかったのですごくうれしいです。お姉さんや、妹も、一人の部屋ができて、とてもうれしそうでした。お母さんも新しいキッチンで、お料理を作るのが楽しみだと言っていました。お父さんも、念願のビリヤードの台を置いてとてもうれしそうです。
　 横浜から、ガレージハウスという雑誌の人が取材に来て、本にのるそうです。7月に本ができるので、私は早くその本を見たいです。家を見に来た人たちが、みんな「おもしろくできてるね。かわいいね。」とか「工夫してあるね。」と言ってくれました。私も、ほんとにいい家になったなぁ、と思いました。それは、お父さんと、お母さんが一生けん命、がんばってくれたからだと思います。私は、心から、ありがとうと感謝したいと思いました。

　　　　 　　　　　
　　　　　　　　芦川邸