
8月13日、掛川市在住の小中学生を中心に参加を募り、NPO法人ぷらいどサポートセンター主催「ユニバーサルデザイン・バリアフリー探索」を開催しました。
今回開催の目的として、車椅子での模擬体験を通じて、掛川市駅周辺の普段気付かないバリア、車椅子利用者が感じるバリアを感じてもらい、ユニバーサルデザインやバリアフリーといったすべての人が利用しやすい環境やデザインといったものはどういったものだろう、どうすれば良いだろうと考えてもらったり、気付いてもらったりする事です。
どのような探索をしたのかと言うと、配布された探索マップを手に三人一組でチームを作り、駅周辺に設置されている公衆電話の設置高さや電話ボックスの入り口の幅のチェック、歩道にある段差体験、音声信号の音の大きさ、駅にある車椅子専用のリフト等を探索しました。参加した小学生はみな真剣で、車椅子役と介助者役を途中で交代し、さまざまな立場での感想を話し合っていました。
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探索後のアンケートや発表の中で、何気ない段差や坂の不便さ、電話ボックス入り口の狭さ、音声信号の音が小さい等、普段あまり気付かない点が多々あり、再発見したという声が多かったです。参加者の中には、実際に設計をするコンサルタント業者の方も参加し、市民だけでなく、街づくりに直接関係する方も加わりいろいろな視点で感じてもらう事が出来ました。
静岡市駅前での例があるように、これからの街づくりや発注される工事について、地域住民(市民)と発注者、受注した施工業者が三位一体となって進めていく手法が増えていくのではないでしょうか。最近では公共工事というと、なかなか市民・県民・国民に理解されにくい点が多く感じられます。三位一体型の公共工事となれば、より一層住民の理解を得られ、より良い「街づくり」となるのではないでしょうか。 |