2月13日、掛川市立中央小学校の5年生は、「人にやさしく」というコンセプトのもと、
グループに分かれて今まで福祉について調べ、体験したことの発表会を行いました。
グループのテーマは3つ。肢体不自由、聴覚障害、視覚障害の3項目です。
その中から肢体不自由の発表内容をピックアップします。 |
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中央小学校体育館にて、車椅子の支援体験をしました。内容は、車椅子へ正座をして座ってもらい、実際の車椅子利用者と同じような体験をしてもらい、「利用者が移動時にどんなことを感じるか」を学び感じてもらいました。
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店舗の障害者用の駐車場については、
「広さはどうなのか」
「駐車スペースが1ヶ所しかなく2台停めたい時はどうすれば良いか」
などです。

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出入り口のスロープについては、
「スロープの傾斜についてどうだったのか」
「スロープのある場所はどうか」
「スロープ箇所に自転車がおいてあった」
などです。
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店舗内の障害者用トイレの様子については、
良かった所として、「ドアがスライド式で広かった」、
「洗面所の高さが丁度良かった」、
「弱い力で蛇口が開いた」、
「流すところにもヒモがついていた」、
「気分が悪くなった方用のボタンがある」、
「ドアのレールに段差が無い」などで、
良くなかった所として、「トイレは行くまでが狭かった」
などの意見がありました。 |
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以前にも当広報誌にてバリアフリーに関する掲載を致しましたが、最近では教育の一環として、各学校で行われていることを知りました。
この教育は、NPO法人 ぷらいどサポートセンター(掛川市細谷)の協力のもとに行われ、車いす体験だけでなく、調べたこと、気付いたこと、感じたことをまとめ上げ発表するという、より濃い内容でした。
10〜20年前には、学校教育の中で「福祉」というテーマでの教育はなかったように思います。
高齢社会、障害者の社会参加にこれからもっと対応していく為、頭の固い大人たちを教育するのも必要ですが、頭の柔らかいこれからを担う若い世代に、誰もが不自由なく普段の生活を送れる環境を作るという「心の芽」が育ってくれることを期待したいと思います。
我々建設業界も、「小さな発見者」に負けないようにしなければいけません。
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