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ビルダーズボイス つちおと
時評-THE VOICEタイトル
 
 参院議員選挙も自民党結党以来の大敗を喫し、政治の世界も混迷している折、経済界もいまひとつ、パッとしない此の頃でありますが、俗世界を少し離れて1200年〜1300年位前の歴史にタイムスリップして、この遠州地域がどんな風であったか、日頃のストレス解消になるかなと思い、歴史の話を聞く勉強会に出席した折、聞いた話を紹介したいと思います。

  昔から、都から見て近い淡海(湿地、淡水湖=琵琶湖)の国近江。と遠い淡水湖(湿地、淡水湖=浜名湖、大の浦=今の浦)遠江。の両国の対称から生まれた国名があります。 浜名湖は、明応4年(1495年)の大地震により太平洋と潟湖がつながり(今切口)淡水湖ではなくなった。それと同時に湖底や海岸部が沈下して湖面が拡大した。
  古代において、太田川流域から国府の大之浦(磐田、福田、浅羽、横須賀)に到る潟湖もやはり淡水の湿地や池沼であり(後の今の浦)、浜名湖と大之浦の両所を遠淡海(とおつあわうみ=とおつおうみ)という説と大之浦がかつては広大であったことから遠江の語源となる湖であるという、両説があること。その名残が現在残っている、二ノ宮の大池であるとの話、自分の今迄の認識をくつがえす様な話でありました。
  又、万葉集の中に現磐田市にあった国府に赴任していた、遠江守桜井王が天皇に奉まった歌もあり、その中の天皇からこたえ賜う御歌にも大之浦の地名もでて来ており、話を聞けば聞く程、歴史への興味が湧いてなりません。(Y・O)


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