本工事は、現在車道しかない岩田道本線に歩道を設置するための工事です。
この道路は通学路としても利用されており、地元から歩道設置の要望があったため発注されました。今回の工事は、岩田道本線延長約760mのうち、約120mの区間で切土及び大型ブロック積を行いました。
この工事でまず苦労したことは切土です。切土をする断面の幅が狭い為、切土が進むにつれて重機の足場が確保できなくなることが判明しました。そのため社内で検討した結果切土で発生した残土を下の車道へ運搬し、仮設道盛土を行い重機の足場を確保しました。次に苦労したことは、法面の植生です。当初設計では種子散布になっていましたが、切土をした結果中位段丘礫層と言われる風化侵食を受けやすい土質の部分があったため社内、業者及び監督員と協議した結果、それぞれの土質に合わせ5種類の法面保護工で施工することになりました。
今回のような工事は初めての経験だったので分からないことばかりでしたが、会社の上司・協力会社・地元の方々等多くの人たちに支えられ、無事完成させることが出来ました。この現場での経験をこれから担当する現場に生かし、これからも多くの現場に携わって行きたいです。
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