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「道徳」と「経済」 |
昨年は偽装事件が相次いだ。ミートホープ社の牛肉偽装事件が発覚し、中国産の野菜類等の農薬問題等で注目されていた食料品業界に、次々と根本の信用を揺るがす事態が明るみになった。「白い恋人」「赤福」「御福餅」「比内地鶏」「ミスタードーナツ」「船場吉兆」……と、よくもまあと呆れる程です。 建設関連でも一級建築士による耐震強度偽装事件が再発したり、「ニチアス」の耐火性能偽装建材の販売、栗本鉄工所の型枠強度改ざん事件等があり、消費者、お客様を裏切る商売だと非難を浴び、「雪印」や「不二家」のように企業の存続も危うくなっています。 この遠州地域は、二宮尊徳の報徳思想が根底に流れている所が多い地域でありますが、この教えは @天道人道論 A道徳経済一元論 B勤労・分度・推譲論 の三つに大別されます。 Aの道徳経済一元論は、掛川にある大日本報徳社本社の入口にも「道徳門」「経済門」があり、道徳と経済は一元融合のものであり別々のものでないことを象徴しています。 ・経済のない道徳は寝言である ・道徳のない経済は犯罪である と、二宮尊徳は言っていますが、まさに一連の偽装事件はこの道徳経済一元論を実証しているようなものであります。 建設の施工業者の中では建設物に対する偽装は、特に協会員の中には皆無でありますが、経済的には苦戦であります。 良い仕事をし、適正利潤もあげられるこの一年でありたいものです。(T・S) |
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